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カードローンの経験者はどのような使い方をしているのか

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カードローン経験者

一般社団法人全国銀行協会では「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」を、毎年発表しています。

今回の記事では、この調査から銀行カードローンに対して一般消費者・経験者がどのような意識を持っているのかを紹介し、参考にしていただければと思います。

 

 

■調査方法

まず、調査方法は以下の通りです。

 

・対象者:一般消費者1万人・経験者3000人

・調査方法:インターネット

・調査日:2017年11月28日~12月5日

・調査区分:銀行カードローンなどの利用状況(一般消費者)・銀行カードローンなどの詳細な利用状況(経験者)

 

 

■若い男性ほど銀行カードローンに対する抵抗感が少ない

銀行カードローンの利用意向について一般消費者1万人に聞いたところ、若い男性ほど銀行カードローンに対する抵抗感が少ないことが分かりました。

以下に調査結果を一部抽出して紹介しましょう(数字は%)。

 

利用意向 男性20代 男性60代 女性20代 女性60代
積極的に利用 10.8 2.8 4.9 1.5
借入先の1つとして検討 21.7 17.4 21.1 8.4
他になければ検討の可能性 22.7 26.9 28.3 23.9
絶対利用しない 44.9 52.9 45.8 66.1

 

銀行カードローンに対して最も積極的に利用していこうと考えているのが「20代男性」で、逆に最も消極的なのは「60代女性」です。

男女にかかわらず、年代が高いほど「カードローン=借金」というイメージが多いのか、明らかに拒絶反応を示している人の割合が多いです。

一方の若い人は、借入先の候補の一つとしてカードローンを入れています。

今ではプロミスのような消費者金融のカードローンだけでなく、銀行カードローンも積極的に利用がされているといえるでしょう。

 

 

■銀行カードローン&貸金業者経験者が、借入件数が多い

次に、経験者3000人を対象に現在の借入件数を調査したところ、以下のような結果となりました(数字は%)。

 

銀行カードローンのみ 銀行カードローン&

貸金業者

貸金業者のみ
1社 68 35.2 60.6
2社 13.4 28.4 25.8
3社 4.7」 19.6 9.8
4社 0.5 7.9 2
5社以上 0.5 8.8 0.8
借入なし 12.8 0 1

 

多くの業者から最も借入を行っているのは、銀行カードローン&貸金業者の利用者です。

まず貸金業者から借入を行い、総量規制(年収の3分の1以上のお金を貸付できない規則)に引っかからないように後から銀行カードローンと契約したパターンが多いと思われます。

逆に、銀行カードローンのみの経験者は比較的高額の限度額の枠をもらえている可能性が高く、そのため借入件数を低く抑えて金利も低く、きちんと返済している可能性が高いのでしょう。

 

 

■借入目的は「生活費」が最も多い

最後に、カードローン経験者3000人を対象に借入金の使い道を尋ねたところ、以下のような結果となりました。

 

①銀行カードローンのみ利用

1位:日常の生活費(29.9%)

2位:返済(13.8%)

3位:教育費(10.7%)

 

②銀行カードローン&貸金業者を利用

1位:日常の生活費(35.1%)

2位:返済(13.3%)

3位:娯楽(10.9%)

 

③貸金業者のみ利用

1位:日常の生活費(35.2%)

2位:娯楽(13.6%)

3位:返済(10.6%)

 

利用している業者にかかわらず、利用目的で最も多いのが生活費なのは意外でした。

貸金業者のみ利用する人は、レジャーに使う割合が高く、ギャンブルに使用する割合も他の2タイプと比較して割合が高いです。

冠婚葬祭で使う割合も高いことから、万が一のための備えとして持っている人が多いようですね。

銀行カードローンのみ利用している人は、教育費に使う割合が高く、お子さんにかかる不意の教育費の出費を、銀行カードローンで補っているのがうかがえます。

 

 

■まとめ

銀行カードローンに関する意識調査から、様々なことが分かります。

若い男性ほど銀行カードローンに対する抵抗感が少なく、レジャーなどに積極的に使っていく姿勢が見えます。

銀行カードローンを利用する人は、比較的堅実な姿勢が目立っています。

経験者がどのような意識でカードローンを使っているかを知れば、賢いカードローンの使い方も見えてくるものです。

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